「白内障」
~みのさんの健康のタネより~ マッサージ師 蓑原孝一
白内障とは
活性酸素(過酸化脂質をつくる細胞をサビつかせてしまう物質)や加齢、紫外線などが原因とみられ、目のレンズの役目の水晶体が濁って白くかすみ物が見えづらくなり視力が低下してしまう病気です。
高齢者に多く、はじめは水晶体の一部が濁り、加齢とともに全体に広がり大幅に視力が低下します。
40歳を超えると髪が白くなるのと同様に水晶体も濁って来るもので、個人差はありますが生活習慣病、特に糖尿病のある方や外に出かける事の多い方は要注意です。
4月から紫外線対策を心がけましょう。
UV(ウルトラバイオレット)が目の角膜に与える被害は大きくサングラスなどで対策されることをお勧めします。
対策と治療
点眼薬で進行を抑える。
ビタミンCやEを多く摂り、原因となる活性酸素の除去を図る。
悪化すると水晶体の濁りを除去し手術を行い眼内レンズ(人工水晶体)で対応しますが昔と違い白内障の手術の症例が多くあり、過度の心配は不要と思われます。但し、術後の見え方は個人差が有る様です。
食品、栄養成分の働きかけ
・ビタミンC (水晶体の酸化を防ぐ) キウイ 温州みかん
・ビタミンE (活性酸素から細胞膜を守る) ブロッコリー うなぎ
・アントシアニン (抗酸化作用) ビル(ブルー) ベリー 赤シソ
・カロテン (抗酸化作用、粘膜を健康に保つ) ニンジン カボチャ 緑黄色野菜
・ビタミンB2 (過酸化脂質の分解を助ける) レバー サバ
・亜鉛(不足すると白内障になりやすい) カキ 牛もも肉
その他
老眼になられたら後は定期的に眼科医を受診され眼圧が高まってくると視神経を圧迫し視野が狭くなる病気の「緑内障」のケアにも心掛けましょう。
早期発見、治療がポイントです。
糖尿病の方は加齢現象を早めている血管の病ですから目との関係も深く要注意です。